自発性とは、こどもが自ら行動を起こす力のことです。
この力は、成長とともに重要な役割を果たしますが、どうやって育てればよいのか悩むママも多いでしょう。
この記事でわかること
- 自発性とは何か
- 自発性はなぜ重要なのか
- こどもの自発性を育てる方法
この記事を読めば、以上のことがわかります。
日常生活で簡単に取り入れられるポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
自発性とは何か?
自発性とは、誰かに言われることなく、自分で考えて行動する力を指します。
こどもが自発的に動くことができると、自己肯定感が高まり、自信をもって新しいことにチャレンジできるようになります。
たとえば、宿題を自分でやる、友だちと遊ぶ計画を立てるなど、日常生活で見られる小さな行動にもこの力が関わっています。
自発性は、将来のリーダーシップや問題解決能力にもつながる重要なスキルです。
自発性はなぜ重要なのか?
自発性は、こどもが健全に成長するために欠かせない要素です。
この力をもつこどもは、問題解決能力が高く、新しいことに挑戦する意欲が高まります。
自発的に行動することで、以下のようなメリットがあります。
自発性のメリット
- 自己肯定感の向上:自分で考え、行動する経験を通じて、自分に対する信頼が深まる
- 問題解決力の向上::自ら試行錯誤し、解決策を見つける力が養われる
- 学習意欲の促進::自分で学びたいという意欲が高まり、学校生活でも積極的に取り組むようになる
自発性が身についたこどもは、自分で考え行動することが楽しいと感じ、その結果として人生全体が豊かになります。
このような理由から、自発性を育てることは、子育てにおいて非常に重要です。
自発性が育つ環境づくりのポイント3つ
こどもの自発性を育てるには、まず安心して試行錯誤できる環境が必要です。
失敗を恐れずにチャレンジできる場を提供することで、こどもは自ら動くことに自信をもつようになります。
具体的には以下のような方法があります。
自発性が育つ環境ポイント3つ
- 選択肢を与える:こどもに選ぶ楽しさを教え、自分で決定する力を育てる
- 失敗を許容する:失敗を学びのチャンスととらえ、成功へのステップと考える
- サポートする姿勢をもつ:必要な時には助けを求められるような関係を築く
これらのアプローチで、子どもは少しずつ自分で動く力をつけていきます。
自発性を育む日常のコミュニケーションのポイント3つ
日常の中でのコミュニケーションも、自発性を育てる上で重要です。
親子の会話を通じて、こどもが自分の考えを表現する機会を増やしましょう。
こどもと話すときのポイントは以下の通りです。
自発性を育む会話のポイント3つ
- 質問する:こどもが自分の考えを整理できるよう、オープンクエスションを心がける
- 考えを尊重する:こどもの意見を聞き、その意見を尊重することで、自信をもたせる
- 反応に感謝する:こどもが何か提案や意見を出したときは、感謝の言葉を忘れずに伝える
オープンクエスションとは、はい・いいえで答えられない質問のことです。
「どう思ったの?」「何をしたらいいかな?」など、こどもが自分の言葉で考えて答える必要がある質問をしてみましょう。
このように、親子間の会話を工夫することで、こどもは自分の考えや意見を大切にするようになります。
遊びを通じた自発性の育成
遊びはこどもの成長に欠かせない要素ですが、同時に自発性を育てる絶好の機会でもあります。
自由な遊びを通じて、こどもは自分で考え、計画し、実行する力を養います。
遊ぶときのポイントは3つです。
自発性を育む遊びのポイント3つ
- 自由な遊び時間を確保する:決められたルールのない時間を設け、こどもが自分で遊びを考える機会をつくる
- クリエイティブな活動を奨励する:お絵かきやブロック遊びなど、自由に表現できる遊びを通じて、創造力を育む
- 共同作業を楽しむ:友だちや兄弟と一緒に遊ぶことで、協力する力も身につける
自発性を育むには、こどもに自由に考えさせ、表現する機会をつくるというのが基本です。
また、自分の意見を通すには、他の人との関わり方も大切になってきます。
自分の考えを押しつけるだけでなく、うまく交渉したり、他人の意見も取り入れたりする経験も遊びを通してしていきたいですね。
こどもが自発的に学ぶための工夫
学びの場でも自発性は重要です。
こどもが自ら学びたいと思うようになるためには、以下の3つの工夫が役立ちます。
自発的に学ぶためのポイント3つ
- 興味を引き出す教材を用意する:こどもの好奇心を刺激するような教材を選ぶ
- 学びの目的を共有する:なぜ学ぶのか、その意味を一緒に考えることで、学習意欲が高まる
- 自己評価の機会を与える:自分の学びをふりかえり、次に何を学ぶべきかを考えさせる
学びというと急に難しく感じますが、できるところからやっていきましょう。
小学生くらいまでなら、いろいろなキャラクターのワークが売られているので、やってみるのもいいでしょう。
ワークでなくても、興味のある分野の本を読むだけでも変わります。
その分野の知識だけでなく、知らない漢字や単位を知り、学ぶ幅が広がっていくからです。
好きなものなら学びの目的も見つけやすいですよね。
思いつくものからやってみてください。
自発性を育てるための親の心構え
最後に、自発性を育てるために親が持つべき心構えについてふれます。
こどもが自発的に動くようになるには、親自身もその成長を支える意識が必要です。
ポイントは3つです。
自発性を育む親の心がまえ3つ
- 過干渉を避ける:こどもの行動にすべて口を出すのではなく、見守る姿勢を大切にする
- 成果ではなく過程を褒める:結果だけでなく、その過程や努力に注目することが、こどもの自信につながる
- 自分も学ぶ姿勢を見せる:親自身が学び続ける姿を見せることで、こどもにとっていいお手本になる
こどもは大好きなパパ・ママの姿をよく見てマネします。
こどもに自発的になってほしかったら、まずは自分が積極的にチャレンジしたり、行動してお手本を示しましょう。
自分が自発的に動くと、どういうところで失敗するのか、そしてそのときにどうすればいいのか、どういう言葉をかけられるとうれしいかが身をもってわかるので、こどもをサポートしやすくなりますね。
自己成長になり、こどものサポート方法もわかり、さらにこどもの自発性も育つ、まさに一石三鳥です。
こどもだけでなく、我々親もどんどん自発的に動きましょう!
まとめ:少しの心がけでこどもの自発性は育っていく!
こどもの自発性は、成長に欠かせない重要なスキルです。
親としてできることは、環境を整え、コミュニケーションを工夫し、日常生活や遊び、学びの中で少しずつその力を育てること。
こどもが自らの力で未来を切り開くために、今日からできることを始めてみましょう。